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プログラム開発にテンプレートは必要か
WEBのテンプレートを利用する場合は必須!?
プログミングを行うと、当然ですが同じコードを書くことが多くなります。これを効率よく行うために、テンプレートを利用しますが、最近は、さまざまなフレームワークという仕組みを使うことが多くなっています。
テンプレートとフレームワークの違い
テンプレート
テンプレートはプログラムの一部を関数かしたり、共通部品としてテキストファイルなどに記載し、それを開発時に参照しながらコピペして同様のコーディングをしていきます。ただこれでは後から修正が発生した場合に、すべての箇所を変更する必要が発生します。
そこで1つテンプレートを作成し、そのテンプレートのファイルに共通部分をすべてコーディングします。プログラム開発時はテンプレートを利用して、テンプレート中の変更可能エリアのみにプログラムを書いていきます。こうすることにより、テンプレートに変更が発生した場合に、テンプレートを管理するツールで一気に変更が可能となります。
フレームワーク
bootstrapに代表されるフレームワークが多く利用されるようになりました。テンプレートと違いあらかじめさまざまなUI UIや処理が容易されているため、プログラム開発がとても容易になります。そこまでプログラムに詳しくなくても、用意されたUIを用いて、統一感のあるデザインができたり、入力チェックなどの一般的なチェックを用意されたパーツを呼び出すことで処理できます。
それぞれのデメリット
テンプレートのデメリットとは
テンプレートを使うと、共通処理を用意に行うことができますが、規模が大きな開発になった場合に、すべてのプログラマで認識を共有し開発することが難しくなってきます。フレームワークを利用する場合はあらかじめ処理がフレームワークに組み込まれているものが多いため、プログラマ間でのばらつきが発生しにくいと思います。とくに、同じフレームワークを何度も使っているうちに、そのフレームワークの処理についてはかなりわかるようになり、開発効率が非常に高くなります。テンプレートではその都度共通部品を用意しないといけない、また、フレームワークのように世間一般的ではないため、外部のプログラマに委託する場合などは都度説明が必要となってしまいます。
フレームワークのデメリットとは
フレームワークを利用していると、あらかじめ用意されている機能を実装するのは非常に簡単です。反面、用意されていない機能を実現するためには、フレームワークに機能を追加する必要があります。多くの場合、機能追加はそのフレームワークについての知識が深くあるプログラマが必要となります。また、プログラマ間でその機能を正しく使う認識の共有が必要となります。プログラムは自分で好きにコーディングできるため、プログラマの中にはフレームワークに追加された機能を使わず、自分でコーディングして同様の処理を実装する可能性があります。こういった行為があると、作業効率、ソースの共通化の面で非常に問題が発生します。
まとめ
テンプレート、フレームワークそれぞれにメリット、デメリットがありますが、以下に開発メンバーで認識を共有するかといった点が大事になります。どちらを使うかについては、最新の技術を使いたい場合はフレームワーク導入がよいかと思いますが、新しい技術のため、日々フレームワークのアップデートも行われてしまうため、開発途中でフレームワークの動き、機能が変更になってしまうといったこともめずらしくありません。ある程度、熟成したフレームワークを利用するのがベストなのかもしれません。