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いつの間にか自動更新(アップデート)されてる?
chromeの自動更新への対応について
1つ前の記事で紹介したように、seleniumを使っていると、ある日突然エラーが出てスクレイピングができなくなることに遭遇します。
その多くが、chromeのバージョンとseleniumのバージョンのずれによるものです。
この問題を解決するには、chromeブラウザの自動更新に合わせてseleniumのドライバをダウンロードしてインストールする作業が発生します。
ただ、残念なことにchromeブラウザの自動更新がいつ行われるか、seleniumの最新のドライバがいつ公開されるかを事前に把握するのは難しいと思われます。
そこで、cheomeブラウザの自動更新を自動で行わず、手動で行うように運があります。
cheomeブラウザの自動更新を停止する方法を下記に記述します。
chromeブラウザの自動更新を停止するには
自動更新を停止する方法は3つあります。
(1)windowsのサービスを停止する
(2)レジストリの値を変更する
(3)グループポリシーを変更する
それではそれぞれについて説明します。
(1)windowsのサービスを停止する
Google Chromeの自動更新は、WindowsのGoogle Updateサービスによって実行されています。このサービスを停止することで、自動更新を無効にできます。.Windowsサービスを開く
1.Windowsサービスを開く
Windowsキー + Rを押して、**「ファイル名を指定して実行」**ダイアログを開きます。
「services.msc」と入力して、Enterキーを押します。
2.Google Updateサービスの停止
サービスウィンドウが開いたら、「Google Update Service (gupdate)」および「Google Update Service (gupdatem)」を探します。
各サービスを右クリックして「プロパティ」を選択し、「スタートアップの種類」を「無効」に設定します。
その後、「停止」ボタンをクリックしてサービスを停止します。
これにより、自動更新が停止します。
(2)レジストリの値を変更する
Windowsレジストリを編集して、Google Chromeの自動更新を無効化する方法もあります。
1.レジストリエディタを開く
Windowsキー + Rを押して、「regedit」と入力し、Enterキーを押してレジストリエディタを開きます。
Google Updateのレジストリキーを変更:
2.次のパスに移動します
mathematica
コードをコピーする
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Update
もし「Google」や「Update」というキーが存在しない場合は、右クリックして「新規作成」 -> 「キー」を選択して手動で作成します。
「Update」キーを右クリックし、「新規作成」 -> 「DWORD (32ビット) 値」を選択します。
3.次の値を作成します
名前: AutoUpdateCheckPeriodMinutes
値: 0(自動更新を無効化します)
または次の設定も行います:
名前: DisableAutoUpdateChecksCheckboxValue
値: 1
4.レジストリエディタを閉じる
変更を保存して、レジストリエディタを閉じます。この設定により、Google Chromeの自動更新が無効化されます。
PCを再起動してください。これにより自動更新が停止します。
(3)グループポリシーを変更する
Windowsのグループポリシーエディタを使ってGoogle Chromeの自動更新を制御することも可能です。これはWindows ProやEnterprise版でのみ利用可能な方法です。
1.グループポリシーエディタを開く
Windowsキー + Rを押して、「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押します。
2.Google Chromeのポリシー設定
左側のメニューから「コンピュータの構成」 -> 「管理用テンプレート」 -> 「Google」 -> 「Google Update」に移動します。
「アプリケーションの自動更新」設定を見つけて、それを「無効」に設定します。
これにより自動更新が停止します。
注意事項
今回説明のchromeの自動更新停止はあくまでスクレイピング時にseleniumがエラーとならないための手段です。定期的にブラウザのアップデート、seleniumのアップデートを行い、セキュリティリスクの高まりを抑えてください。
まとめ
自動更新がオンの状態でもエラーとならない運用がございましたらぜひお問い合わせからご連絡ください。