「不動産の査定額を高める方法や、不利な条件の改善方法について知りたい。」
「査定額を高めて、不動産を売却したい。」
本記事では、不動産の査定額を高める方法や、不利な条件の改善方法について解説します。
不動産の査定額を高める方法。不利な条件の改善
「不動産の査定額を高めたい。」、「不動産の査定で不利な条件を改善したい。」をしたい方のために、不動産の査定額を高める方法について解説します。
不動産の査定額を高める方法①クリーニングや簡単なリフォームを行う
物件を魅力的に見せるために、以下のような必要な措置を講じましょう。
- 共用部分の清掃
- お部屋の徹底清掃
- 部分的なハウスクリーニングとリフォーム
- 古い設備の交換
それでは、ひとつずつ説明していきます。
共用部分の清掃
管理費を支払っている場合は、管理会社に連絡して定期的に清掃してほしいと伝えることができます。しかし、すぐに改善されるとは限らず、物件がきれいなうちに内見の予定が入ることもあります。そのような場合は、内見の前に自分で共用部分を掃除しておきましょう。
- 郵便受けの周りに散乱しているチラシを片付ける。
- エントランスの枯葉やゴミを靴で片付ける。
- 汚れているところは拭き掃除をする。
これだけでもかなり印象が変わるはずです。マンションのエントランス部分だけでなく、売り物件があるフロアもきれいにしましょう。
部屋の掃除を徹底する
一般的な掃除以上に気合を入れて、室内を徹底的に掃除しましょう。
- 出しっぱなしのものは片付ける。
- 出しっぱなしのものは必要最小限に。
- 水回りの水垢やカビを徹底的に落とす。
- 壁や床の汚れをなくす。
これらのことを念頭に置いて、掃除や整理整頓を行いましょう。どうしても片付けられない場合は、スペースを借りるなどして、物をどけてください。
部分的なハウスクリーニングやリフォーム
せっかく掃除をしても、自分では落とせない汚れや、どうしようもないキズが見つかることがあります。そうした点を放置しておくと、部屋が汚く見える原因になります。
特に以下のような汚れは、部分的なハウスクリーニングやリフォームのプロに依頼しましょう。
- シンクにこびりついて取れない水垢
- 壁紙の黒ずみ
- 床のキズ
部分的なクリーニングを依頼する場合、費用は以下の様に高額にはなりません。
依頼する内容 | 費用の相場 |
お風呂のクリーニング | 12,000円~ |
壁紙の張り替え | 1平米あたり800円から1,500円 |
フローリングの重ね張り | 1畳あたり2万円から5万円 |
フローリングの張り替え | 1畳あたり3万円から6万円 |
業者に依頼する箇所と清掃を依頼する箇所を検討しましょう。
不動産の査定額を高める方法②古い設備は交換する
インターホンがなくチャイムだけ、浴槽がバランス型など、古い設備は汚い印象を与えるだけでなく、快適な生活をイメージさせません。したがって、古い設備は可能な限り新しいものに取り替えるべきです。
例えば、玄関のチャイムをインターホンに変えるだけでも、印象はかなり変わります。
お風呂がバランス釜の場合は、いくら浴室内がきれいでも、浴槽の小ささやリモコンがないことで人が引き込まれる可能性があるため、リフォームを検討すべきです。
バランス釜をユニットバスに交換すると高額になりますが、給排気口にバランス釜を収納するホールインワンにリフォームすれば、費用は20~25万円に抑えられ、浴槽も広くなり見た目もすっきりします。
不動産の査定額を高める方法③不具合箇所を洗い出す
雨漏りやシロアリ被害、木部の腐食などは、査定価格が下がると思って隠したくなるもの。しかし、欠陥や瑕疵があることを知りながら黙っていると、後に契約解除や損害賠償請求などの紛争に発展する可能性があります。
そのため、不具合があれば自分で報告し、現地調査で該当箇所をチェックしてもらうようにしましょう。修繕を急ぐ必要はありませんが、かかる費用を見積もり、売却時の交渉材料にするのが良いです。
建物と同様に、埋蔵物があると思われる場合は、土地査定の際にきちんと申告し、売却後に見つかった場合の対応についても当事者間で話し合っておく必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?不動産の査定額を高める方法や、不利な条件の改善方法について解説しました。
リフォームや修繕は、該当箇所によっては評価額が上がる可能性があります。特に過去5年以内であればアピールポイントになるので積極的に行いましょう。リフォームには手すりの設置や使いにくい水回りのリニューアルなどがあり、修繕には外壁の補修や給湯器の修理・交換などがあります。
傷んだ部分を補修する
傷んでいる箇所は、査定額を下げる可能性があります。雨漏りだけでなく、窓やドアの建て付けが悪いなど、傷んでいる箇所がないかチェックし、補修をしましょう。
戸建ての場合は、白アリによる被害がないか確認することも大切です。業者に駆除を依頼すると高額になることもあるので、不動産業者に相談することをお勧めします。